カサンドラな妻への償い

【カサンドラな妻への償い】私は天然キャラではなく発達障害だった

カサンドラな妻への償い
「私は天然キャラではなく発達障害だった」

私は発達障害です。

ですが、会社に勤めることもでき、毎月給与をもらっています。

ただ、ミスが異常に多く、以前から上司に怒られることが多かったことを記憶しています。

それでも持ち前の明るさで、同僚からは面白天然キャラで通っていて、何とかやってこられています。

 

性格は明るい。というよりお天気屋です。

周囲をとても気にする性格で、仕事中に同僚たちが会話をしていると陰口を言われているのではないかと思ってしまうほどです。

人目を気にしているので周りの人の行動がよく見えます。

そして他人からの評価が気になるため、率先して仕事を手伝ってしまい会社では親切な人として見られています。

それゆえ、穏やか、明るい、面白キャラ、親切。

会社では割といい人と思われています。

 

ですが、実際の私は全然違います。

ものすごく短期で、すぐにイラッとしてしまう性格です。

すごく短期なのは発達障害の「待てない」ところからきているのでしょう。

「すぐに答えがでない」、「すぐに解決できない」ことに対してストレスを感じてしまいます。

この理由は「解決することができるのか?」という「不安」な感情からきているのだと思います。

すぐにイラッとするのは、これもおそらく発達障害で、小さいことでも気になるので、すぐにストレスが溜まる。

それゆえ頻繁にストレスが溜まるので、精神疲労が激しく、機嫌が悪くなりやすい。

それを排除することが最優先事項なので、自己中心的になります。

そして、その疲れを妻からケアしてもらおうとします。

そのため、妻には言いたいことを言います。

最悪の夫です。

ですが、残念ながら発達障害のため、どれだけ最悪なのか、どれだけ酷い言動をしているのかも自分では気が付いていません。

これが妻を不幸にする病巣です。

もっとタチが悪いのが、記憶力がものすごく悪いことでした。

やったことを忘れてしまう。

私のWAIS-Ⅲ検査のワーキングメモリの数値(IQ)は81です。

7段階判定の下から3番目で「平均の下」です。

ちなみに下から2段目の数値(IQ)は70~79で判定は「低い」です。

となると81はもはや「低い」に限りなく近い数値(IQ)です。

ワーキングメモリについてここでは詳しく説明しませんので気になる方はこちらをご覧ください。

 

更には、中途半端に覚えている記憶は時とともにあやふやになり、事実が歪められ、実際には起こっていない出来事が事実として脳に記憶されてしまうのです。

まるで撮った動画をパソコンで見事に編集し、完璧なフェイク動画を作ったようなものです。

これは、自分にとって都合よく事実を解釈しているわけではなく、発達障害の特性でこうなってしまうのです。

ですので、本人は自分の記憶に沿って話をしているので嘘をついているつもりは全くありません。

この脳の持ち主と言い合いになった場合はどうなるでしょう?

発達障害の特性でこだわりをもって話されては永遠に話し合いは終わりません。

しかも本人はウソはついていませんし、悪気も一切ありません。

ただ、正直に自分の正しさを訴えているだけなのです。

あなたはこんな人と話をしたいと思いますか?

答えを聞くまでもありませんね。

こんな人と一緒に過ごしていては頭がおかしくなってしまいます。

 

ただし、全部が全部、話がすれ違うわけではありません。

定型(定型とは定型発達のことで、発達障害ではない人)の妻が、夫の言動を発達障害の特性として受け入れ、真正面から向き合わず、特性に合わせて会話をする場合です。

私の妻もそうしてくれる優しい妻です。

 

もしくは、発達障害の夫がその特性があることを自覚し、知らぬ間にそういう振る舞いをしてしまっている事実を認める場合です。

そういった言動をしてしまう自分に常に注意し、振り返りながら生活を送ること。

そして妻の言葉に耳を傾けること。

これができれば何とか夫婦として持ちこたえることはできる場合があるようです。

 

ですが私の場合、気が付くのが少し遅かったようです。

気が付いた時には妻の心は既にカサンドラ化していました。

なんてことをしてしまったのだろう……

ですが、かろうじてまだ一緒に暮らしてくれています。

首の皮一枚でつながっているような状態です。

私は自分に誓いました。

二度と妻へモラハラをしないと。

妻の幸せは、裕福になることでもなく、妻が望むものを買ってもらうことでもありません。

妻が、ストレスなく話したいことを話し、私と一緒にいてストレスを感じず、ありのままの自分でいられることだと今では思っています。

プレゼントはそれができるようになった時、初めて喜んでもらえるものだと思っています。

そしてこの気持ちと、誓ったことを忘れないために記事にしました。

なぜなら、私は天然キャラではなく発達障害だったから。

 

第1回 2022.1.2
【カサンドラな妻への償い】「私は天然キャラではなく発達障害だった」

 

 

タイトルとURLをコピーしました