プロフィール

 

尚(なお)と申します。

ごくごく普通のサラリーマン。


子どもは4人とちょっと多め。

仕事は元銀行員。
子どもが増えてからは子育て優先のために、
残業の多い銀行から保険営業に転職。

私には発達障害の子どもがいて、いろいろ苦労もありますが大切な家族です。

私の経験が発達障害の子育てで苦労されているママさんとパパさんに少しでも手助けになればと思い発信しています。

私の発達障害の子どもが、診断されるまでの経緯と夫婦の悪戦苦闘についてを書きましたので、お読みいただけたら嬉しいです。

わが子が発達障害と診断されるまでの悪戦苦闘

ダメダメ社会人の完成

私の父は名門国立大学の出身、親戚から兄弟までみんな一流大学。

勉強も超スパルタ。

何もかも親が決めてしまい、おかげさまで自分の頭で考えることができない依存性の高いダメダメ人間が完成してしまいました。

しかも私だけなぜか大学はおろか専門卒。

もう少し詳しく書くと、平凡な大学(父いわく)しか合格できませんでした。

「そんな大学に入学しても遊びにいくようなものだ!」

「就職に有利な資格がとれるように専門学校へいきなさい!」

といつものように強制的に方向修正。

そしてぬる~く学生時代を過ごして、たいした資格を取ることもできず卒業。

就職先は自宅から通えない距離だったので社宅でした。

ダメダメ人間なので、案の定、わずか半年で退職。

親に内緒で退職したので実家に戻ることができず、社宅をでてそこからまた一人暮らしが始まりました。

遅いひとり立ち

バイトが見つかるまでは、毎日朝から晩までゲームをしていました。

ちなみに会社を辞めるまでは、1日あたり2時間の残業が勤務時間へ強制的に組み込まれていました。

つまりお昼休憩1時間を含めると、なんと11時間拘束。

今の時代だとありえない勤務体制。

おまけに休みは月に6回。少な!

有給厳禁。

休日は疲れきって家でダラダラしていたので、使ったお金は光熱費と食費と家賃の自己負担分だけ。

辞めるまでお金がそこそこ貯まっていることすら気が付きませんでした。

おかげでしばらくは働かなくても暮らせる貯金がありました^^;

しばらくしてバイトが見つかりました。

しかも3食付き。仕事は駐車場の料金係でとても簡単でした。

そこで働きながら就職に役立ちそうな資格を取ろうと決め、初めて自分でやりたい勉強をしました。

と言っても、たかだか簿記3級ですが……

そのバイトが非常にぬるくて居心地がよく、再就職せずに半年も経ってしまいました。
しかしその駐車場が区画整理でなくなることになり、仕方がないのでようやく再就職しました。

運よくその時には簿記3級も取得していました。

就職先は某信用組合です。まあ小規模な銀行ですね。

そこで働きながらその中で初めて人間関係や社会生活を学び直すことができました。

そしてようやく1人で最低限のことができる大人になれました。

今頃になって。遅すぎる……

ほどなくして実家にも顔をだせるようになりました。

今、思えばこの期間があったからこそ大人になれたのだと思っています。

結婚して子供が生まれてから

父はとにかく何事にも厳しかったですが、学費を負担してもらえたのでそこは感謝しています。

ただし、価値観については同意しかねる部分が多々ありました。

私は自分の子どもの教育については「目指せ!○○大学合格!」なんて教育はしたくありませんでした。

子どもが自分で「大学や専門学校で学びたい!」と言うならいけばいい。

自分の道は自分で決める。

他人に迷惑をかけず、思いやりと優しさがあればそれで良いと思いました。

「みんながやるから私もやる」ではなく、自分の頭で考える人になってほしいと思っています。

もちろん、必要に応じてヒントをだしたりアドバイスはします。

私のようにあさっての方向を向いて育ったらかわいそうなので^^;……

たまに手を貸し、自分で考え、今の年齢でできることは自分でやる。

これを教育方針としてきました。

いくら何でも点数悪すぎ

 

自分のことは自分でやる。

とは言っても子どもの成績があまりに悪く心配になり、どうなっているのか勉強しているところを覗いてみました。

ところがとちゃんとやっています!

まぁ小学生なので集中力はそんなにもたないし、あくびをしたりしていますが、年齢相応の勉強風景に見えました。

だとしたらこの成績はないだろう!?
全ての教科で平均点の10点~20点下。

一体これはどうして……

もしかしたら普段はサボってる?

子どもに塾で勉強して学力をあげたいか質問したら「行く」と言うので、そこから塾通いが始まりました。

ちゃんと真面目に通っていました。

塾との連絡帳に復習が今一のような先生からのコメントが書いてあるものの、ちゃんと勉強しているとのことでした。

息子の講師は塾長で、子どもは「先生は、ちょっと厳しくて怖い」と言っていましたが、雨でも雪でも頑張って通っていました。

でも、なかなか成績は上がらず、塾の先生とも何度か面談しました。

それでも残念ながら成績は上がりませんでした。

そこで今度は学力別にクラスが分かれている少人数制の塾へ変更!

難易度が低いクラスなので教える講師もそのレベルに合わせます。

けれど、残念!それでもやっぱり成績は全く上がりませんでした。

塾を諦める

夫婦で勉強教える

勉強は夫婦で教えることにしました。

私が仕事の日は妻が勉強を教え、休みの日は私が教えました。

勉強を教えるようになり感じたことは、とにかく理解がとても遅かったことです。

本当に苦労しました。というより、教えることにものすごくエネルギーを使いました。

漢字や単純な計算はできるのですが、少しでも読解力を必要とする問題になると、急に解けなくなります。

そんなこんなで1年程たちました。

理解が苦手なので例え話をつかって説明すると、例え話と本題の関連性が全く理解できないようで、今の問題と例え話に何の関係があるの?

という「?(はてな)感が満載」の顔で、かえって混乱する始末……

更には小学校高学年になったのだからいい加減、日常生活でももう少し自分でできることがあってもいいように思えてきました。

勉強以外でもできないことが多すぎる!

なぜなんだ・・・・?

なぜこんなにも頭に入らないんだ??

その頃から、うちの子は同じ注意や同じ失敗を何度も繰り返していることが急に気になりだしました。

今までは小学生なのだからこんなものだろうと思ってきましたが急に不安になってきました。

この子はちゃんと理解して頭に入っているのかと……

うちの子発達障害かも?


その日からネットでいろいろと調べていくうちに発達障害や学習障害(LD)という単語が目に入るようになりました。

調べれば調べるほど該当しているように思えてきました。

夫婦で徹底的に調べました。

発達障害といってもひとくくりにはできず、いろいろなタイプがあること。

または複数のタイプが混ざっているケースがあることなど。

グレーゾーンと呼ばれ、正常値とは言えないが発達障害ともいえないような状態もあること。

 

検査を受けようにも病院によっては初診が半年以上待ちということもざらでした。

今はそんなに発達障害の子が多いのか?と思いました。

私は自分が子どもの頃は発達障害という言葉すら知りませんでした。

病院や行政機関を探しまわり、ようやく診察を受け、WISCという知能検査を受けることができました。

結果は「発達障害」とのことでした。
ですが、ショックは受けませんでした。

検査を受ける頃にはかなり知識もつき、自分の子どもは該当していると思っていたからです。

うちの子どもは主に注意欠如が強くでていました。

そして診断確定を聞いた時、
今まで、息子にはできないことを無理にさせてしまった……
可哀そうなことをしてしまったと思いました。

詳細は省きますが、
検査を受けると、できないながらも子どもに得意・不得意があることが分かってきます。

発達障害でもできることはたくさんある!

 

検査結果をもとに勉強の教え方を工夫しました。

例えば、長い文章で説明をしない。
一度に一つのことしか説明しない。

本人の得意なところを活かせるような説明方法にするなど、さまざまな試行錯誤を繰り返しました。

まるで親が教え方の勉強をしているようでした。

私達夫婦も、できない前提で接するのと、できて当たり前と思って接するのでは気持ちも全然違います。

今でもイライラしたり、怒ったりすることはありますが、以前のように「なぜなんだ?」という「?」がなくなったのは精神的に大きかったです。

「うちの子はできない子なんだ」と落胆するのではなく、特性を知ることで、逆に対策もうてるようになります。

得意分野を伸ばしてあげることもできます。

もちろん症状が重い場合もあり、そんな簡単な話ではないケースもありますが。

目指せ自己学習

 

発達障害との向き合い方が分かっても、治るわけではありません。

私達夫婦にとって何より精神心的に辛かったのは、子どもに勉強を教えることでした。

同じことを何度も何度も教えるからです。

達成感もなく、これが毎日続くことが本当に辛かったですね。

他のことをする時間もなくなります。

そこで、学校で習う程度でいいので、自主学習できる方法はないか?

とあれこれ調べ、ようやく「これだ!」と思えるオンライン教材にたどり着きました。

特徴的な教材で、発達障害の子どもが勉強するにはとても向いていると思いました。

例えば、新しい単元に入る時に学校では先生が教えてくれますよね。

その教材も新しい単元に入る時に動画が用意されていてアニメキャラクターがレクチャーをします。

プロの声優さんが話してくれるのでとても聞きやすいです。

何よりとても分かりやすい!

大人の私が聞き入ってしまいました(笑)

講義が終わると理解できたのかを質問してくれて優れものです!

この教材との出会いにより子どもも楽しく勉強ができるようになりました。

私達夫婦も時間的・精神的負担を軽減させることができました。

そこで私達夫婦は、お子さんが発達障害・グレーゾーンで苦労されているママさん、パパさんたちの

手助けになる情報発信がしたいと思いこのブログを立ち上げました。

何かのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

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